食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03190150149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中のミネラルオイル炭化水素類に関する科学的データを要請 |
資料日付 | 2010年8月6日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月6日、食品中のミネラルオイル炭化水素類に関する科学的データを要請する文書を公表した。データ提出の締切りは2010年10月15日。概要は以下のとおり。 1. 背景 (1)鉱物性炭化水素類は、異なる大きさの炭化水素分子の混合体から構成される不均質な物質群で、直鎖状、分岐状あるいは環状構造を有する飽和及び/又は不飽和炭化水素を含む可能性がある。 (2)FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、高粘度ミネラルオイルの一日摂取許容量(ADI)を 0~20mg/kg体重/日、中位及び低粘度ミネラルオイルの暫定的ADIをクラスIで0~10mg/kg体重/日、クラスII及びIIIでは0~0.01mg/kg体重/日と、ミネラルオイルについて数種類のADIを設定している。EFSAの科学パネル(ANS)は、高粘度ミネラルオイルのADIを12mg/kg体重/日に設定した(2009年)。 (3)食品中の鉱物性炭化水素に関する規制策の必要性を評価するために、欧州委員会は、食品中のミネラルオイルの存在に関連したヒトの健康リスクに関する科学的意見をEFSAに求めた。当該意見書は、食品中のミネラルオイルのバックグラウンド濃度を考慮に入れた詳細な暴露評価を含むことが望ましい。したがって、EFSAは、リスク評価目的のために欧州地域住民の当該物質に対するバックグラウンド暴露量の推定を可能にするために、食品及び飲料中のミネラルオイル炭化水素類に関するデータ収集の必要性を認識する。 2. 求めるデータ (1)加盟国、研究機関、学会及びその他の関係者から食品及び飲料中の以下の物質の存在に関するデータの提出を求める。 1)パラフィン系及びナフテン系炭化水素類を成分とするミネラルオイル飽和炭化水素類(MOSH)、及び、 2)ミネラルオイル芳香族炭化水素類 (MOAH) あるいは、 3)個別に(1)と(2)が分析されていない場合、ミネラルオイル炭化水素類(MOH)(パラフィン系、ナフテン系及び芳香族炭化水素類を区別せずに成分とする) (2)既知の混入事案(ひまわり油への混入等)に関連した検体は対象から除外する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/data/call/datex100806.htm |