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資料管理ID syu03181230188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、離乳仔豚用のプロテアーゼを主成分とする酵素カテゴリーの添加物の実験許可申請について意見書を提出
資料日付 2010年6月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、離乳仔豚用のプロテアーゼを主成分とする酵素カテゴリーの添加物の実験許可申請について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2009年6月16日付で意見書を提出した。
 仔豚の離乳後に用いるプロテアーゼを主成分とする酵素カテゴリーの添加物の実験許可申請である。
 製品は遺伝子組換えバチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)の発酵で産生されたセリンプロテアーゼ(IUB No.3.4.21-)を有効成分とする製剤である。
 動物実験報告書には補足動物の臓器の病巣の他の計測は全くなく、結果の統計的分析も行われていない。従って、この実験は耐容能試験と考えることはできない。
 ラットを使い、5 mL/kgの量で13週間全有機固形物量(TOS)を0、50、165及び500 mg/kg体重を給餌した反復経口投与毒性試験でNOAELはTOS 500 mg/kg体重/日以上となり、これはプロテアーゼ487
,500単位/kg/日及び添加物6.5 g/kg体重/日に相当する。なおこの投与量は推奨用量より非常に高い量である。
 変異原性試験と皮膚一次刺激性試験の結果は陰性であった。
 これらの試験は適正ラボラトリー実践規範に則って実施されており適切である。
 対象動物種の耐容能試験がないので、AFSSAは離乳仔豚用のプロテアーゼを主成分とする酵素カテゴリーの添加物の実験許可申請に対して否定的意見を付した。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/ALAN2009sa0091.pdf