食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180990188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、食品経由での既成(preformed)ビタミンAへの暴露量について意見書を提出 |
資料日付 | 2010年7月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、フランス人、特に妊娠女性及び閉経時の女性の食品経由で既成(preformed)ビタミンAへの暴露量について、フランス保健製品衛生安全局(AFSSAPS)から科学技術指針を要請され、2010年5月11日付で意見書を提出した。 ビタミンAは既成ビタミンA(レチノール及びそのエステル)として食事に含まれており、ヒトや多くの動物では摂取した食品や飼料中のカロチノイド、基本的にはβ-カロチンから生成できる。既成ビタミンAとカロチノイド転換によって取り込んだビタミンAの合計がビタミンA総量である。ビタミンAは生体内、特に肝臓(子牛の肝臓で12 ,500μg/100g)に蓄積する。肝臓を食べるとビタミンA高用量摂取になる可能性がある。 現行フランスの国内法の2006年5月9日付省令では、サプリメントとしてのビタミンAの最大量は800μg/日である。 日常の食事から及び/またはサプリメントから摂取する総ビタミンA及び既成ビタミンAの平均栄養摂取量の推計では、18~34歳の女性層の0.5%、35~54歳の女性層の2.3%、閉経後の55~79歳の女性層の4.2%で、レチノール当量(RE)3 ,000μg/日の安全基準を超えていると結論づけられた。加えて、骨粗鬆症、骨折、閉経後の女性の症例の14%で(骨粗鬆症、骨折、特に閉経後の女性のために設定した)推奨所要量最大レベルのレチノール当量(RE)1 ,500μg/日を越えている。 AFSSAは現在の消費量評価体制ではビタミンAの正確な摂取量の定量ができないと指摘した。実際、栄養強化食品は現状では暴露計算に取り入れられていない。欧州委員会が強化食品の最大含有量の設定作業を行っているので、現在のところ栄養強化食品やサプリメントからのビタミンA摂取量の変化は予測できない。よって、上記のデータは変わる可能性がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/NUT2010sa0084.pdf |