食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180800111 |
タイトル | カナダ食品検査庁(CFIA)、除草剤耐性ヒマワリ系統 CLHA-PLUS 及びCL Sunflower Hybrid H4の安全性に関する決定文書を公表 |
資料日付 | 2010年8月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ食品検査庁(CFIA)は7月31日、除草剤耐性ヒマワリ系統 CLHA-PLUS 及びCL Sunflower Hybrid H4の安全性に関する決定文書を公表した。 除草剤耐性ヒマワリCL Sunflower Hybrid H4は、突然変異誘起剤であるエチルメタンスルホン酸(EMS)を使用して作出した除草剤(イミダゾリノン)耐性CLHA-PLUSと認可済み除草剤(イミダゾリノン)耐性CL IMISUN品種を自然交配して作出し、除草剤イミダゾリノンに対する耐性を持たせている。 評価に当たっては、当該除草剤耐性ヒマワリの野生への侵襲性、近縁種への遺伝子移行、有害植物となる可能性、ヒトを含めた非対象種への影響、生物多様性への影響をみる環境評価、家畜の栄養に与える影響などの家畜飼料評価を行った。 AHASたん白質に毒性やアレルゲン性はなく、CLHA-PLUSの突然変異AHASのアミノ酸配列は在来種と比べ1つのアミノ酸が変化しているだけなので、CLHA-PLUSもしくはHybrid H4にアレルゲン性や毒性に変化が起こっているとは考えられない。また、突然変異したAHAS酵素も複数世代を通じて安定しているとされている。 評価の結果、当該除草剤耐性ヒマワリの農業上の特質は在来種と比較しても有意な差異はなく、野生への侵襲の可能性、有害植物となる可能性はほとんどないことが示された。ただ、近縁種への遺伝子移行の可能性はあるものの、それにより侵襲性が増すことは考えられない。 さらに、当該除草剤耐性ヒマワリのヒトを含めた非対象種への影響、生物多様性への影響も在来種と同等という結論を得た。当該除草剤耐性ヒマワリの栄養組成も在来種と同等であり、家畜などに与える影響も在来種と変わらないことが証明された。 したがって、当該除草剤耐性ヒマワリは、その突然変異酵素遺伝子及び獲得形質を安全性や栄養組成の観点から見て、懸念を引き起こすような特徴を有しないし、安全上も栄養的にも在来種と同等であると見なすことができるため、CFIAは、当該除草剤耐性ヒマワリの環境への放出及び家畜飼料としての使用を認可した。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
情報源(報道) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
URL | http://www.inspection.gc.ca/english/plaveg/bio/dd/dd1080e.shtml |