食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180460314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、情報提供「フサスグリ中の残留農薬の消費者暴露評価」を公表 |
資料日付 | 2010年8月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、情報提供「フサスグリ中の残留農薬の消費者暴露評価」(2010年8月2日付)を公表した。概要は以下のとおり。 環境保護団体グリーンピースがフサスグリの残留農薬を検査し、全て残留基準値未満であったが、消費者に健康リスクがあると公表した。BfRがグリーンピースの評価を検討したところ、当該評価は、国の機関が行うような科学的なリスク評価の基準を満たしていなかった。グリーンピースが検出した残留農薬に消費者への危険はない。 グリーンピースは、検査した13サンプル中5サンプルに健康リスクがあると公表した。残留していた複数の農薬の各ADI占有率を合計すると100%を超過するためである。グリーンピースは、子供がフサスグリを生涯に渡り毎日500g食べると仮定して評価しているが、公的な摂食データでは、子供のフサスグリ一日平均摂取量は2.3g以下である。当該値で計算すると、各残留農薬のADI占有率は1%を大きく下回り、その合計も1%未満である。なお、複数の残留農薬の評価にADI占有率の加算は推奨できない。 フサスグリを一度に多量に食べる場合の摂取量は、公的な摂食データでは子供150g以下、成人167g以下である。これらの値で計算すると、各残留農薬の摂取量は、急性参照用量(ARfD)の10%未満である。 グリーンピースの検査したサンプルには、急性及び慢性暴露において、消費者にリスクはない。 本情報の概要の英語版は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cm/245/assessment_of_consumer_exposure_to_plant_protection_product_residues_in_currants.pdf 本件に関するプレスリリースは以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cd/51849 上記の英語版は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cd/51879 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.17/2010(2010.08.11)(化学物質)p11-12 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/abschaetzung_der_verbraucherexposition_durch_pestizidrueckstaende_in_johannisbeeren.pdf |