食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180380149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、温室及び被覆栽培作物からの植物防疫製剤の排出に関する科学的意見書:新しいガイダンスの概要を公表 |
資料日付 | 2010年4月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月13日、温室及び被覆栽培作物からの植物防疫製剤(PPP)の排出に関する科学的意見書:新しいガイダンスの概要を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAは、施設栽培(たとえば温室や被覆栽培)及び当該施設から関連する環境区画へのPPP排出に関する一覧表の作成、並びに、排出経路が関連する状況も含めた排出経路の重要性に関するガイダンスの提供を科学パネル(PPR)に求めた。 2. 当該パネルは、文献調査に基づき、(1)施設栽培は一般的に排出を防がない、(2)いくつかの場合において環境リスク評価の開発が是認されると結論づける。様々な施設栽培システムを分類する方法を提案する。 3. 水及び空気が施設栽培システムの境界を越えてPPPを運び出す可能性がある。施設栽培は換気を必要とし、かつ、一般的に水が余分に供給されるため、露地におけるPPPの排出と必ずしも異なるとはみられない。施設栽培及び露地栽培におけるPPPの排出に差異はないとする出発点を当該パネルは提案する。 4. どの施設栽培システムによるPPPの排出が露地栽培作物からのPPP排出と異なる可能性があるのかを特定するための決定方法を開発した。しかし、この決定方法を完成させるために、シナリオ解析を含めた調査がさらに必要である。これらの解析は、将来の意見書において対処される。 5. 当該パネルは、施設栽培における土壌暴露の評価について現行の方法によって十分に対応されているため、新たな方法の開発は不要であると結論づける。 また、施設栽培の作物中における農薬の運命について、以下のように記述している。 6. ガラスは紫外線を部分的に透過させるが、温室に使用されるほとんどのプラスチックはガラスより紫外線の透過率が低い。露地栽培における自然光と比較し、施設栽培においては揮発性農薬の光分解が低減される可能性がある。土壌及び植物の表面に吸収された農薬の光分解にも同様のことがあてはまる。こうしたプロセスは、施設栽培におけるPPP及び作物中の残留農薬の残留性に影響を与える可能性がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1567.pdf |