食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180060334 |
タイトル | アイルランド食品安全庁(FSAI)、ヒジキに関する6項目のQ & Aを公表し、摂取を避けるよう助言 |
資料日付 | 2010年8月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | アイルランド食品安全庁(FSAI)は8月13日、各国でヒジキのサンプルに高濃度の無機ヒ素が検出されていることを受け、6項目のQ & Aを公表し、摂取を制限するよう助言した。 Q & Aの概要は下記のとおり。 1. ヒジキとは何か。 ヒジキは、黒色及び千切りという独特の外観により他の海藻と区別し易い。通常、スープ、サラダ及び野菜料理用として販売されており、主として日本料理店や韓国料理店で突き出しとして使用されている。寿司用には使われない。ヒジキはまた健康食品店及びアジアまたは東洋食品店でも販売されている。 2. ヒジキは摂取可能か。 最近の各国におけるヒジキのサンプル検査で高濃度の無機ヒ素が検出されている。この点を勘案し、FSAIは消費者に対し、摂取を制限するか或いは出来るだけ別の海藻種を選択するよう助言する。 3. ヒ素とは何か。 主として他の金属との混合で自然界に発生する非金属元素である。微量のヒ素は大気、食品中及び水中で天然に産する。これら低濃度への暴露は、健康上問題がない。ヒ素化合物は、農薬の製造、製錬工場の操業、化石燃料またはタバコの煙などを通じ環境に入る可能性がある。 4. 有機と無機の違いは何か。 全ての形のヒ素が重大な健康上の懸念に関連しているわけではない。有機ヒ素は、比較的に非毒性とみなされている。普通、ほとんどの海藻及び海産食品中にみられる。大部分の海藻及び海産食品中の有機ヒ素への暴露は、ヒトの疾病とは関連がない。しかしながら、無機ヒ素化合物の方は、比較的毒性があり、ヒトの発がん性リスクを増大させる可能性がある。そこで、出来るだけ無機ヒ素への暴露を最小限に抑えることが賢明である。 5. 欧州食品安全機関(EFSA)の助言はどのようなものか。 2009年9月、EFSAの汚染物質に関する専門家パネルは、無機ヒ素への食事暴露は軽減されるべきと答申した。その結果、現在、EU全体での食品中の無機ヒ素規制について議論されている。 6. 業界としては何をすべきか。 ヒジキを包装もしくはヒジキ含有の食品を製造している業者は、食品表示ラベル上に摂取の抑制に関する助言を提示すべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | アイルランド |
情報源(公的機関) | アイルランド食品安全庁 |
情報源(報道) | アイルランド食品安全庁 |
URL | http://www.fsai.ie/13082010.html |