食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180050160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、高濃度の無機ヒ素を含むヒジキの摂取を避けるようにという助言を再確認 |
資料日付 | 2010年8月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は8月5日、発ガンリスクの高い高濃度の無機ヒ素を含むとしてヒジキと呼ばれる種類の海藻の摂取を避けるようにという助言を再度確認した。この再確認は、欧州委員会がFSAに対しクリアスプリング(Clearspring)というブランドのヒジキから高濃度のヒ素が検出された旨を通知したことを受けて行われた。FSAは、消費者に対し英国で販売されている全てのヒジキを摂取しないよう助言している。 FSAは、2004年に調査を実施し、ヒジキには無機ヒ素が含まれていることを確認した。同調査では、アラメ、昆布、海苔、わかめについても調べたが、これらには無機ヒ素が含まれていないことが判明した。 ヒジキは、主として日本食レストランで突き出しとして使われている。寿司や中華料理店では使われない。ヒジキは海藻が成分となっているスープやサラダ、一部のベジタリアンやベーガン(vegan)料理にも使われている。スーパーマーケット及びデパートの専門食品売り場や健康食品販売店、アジア及び極東食品販売店などで販売されている。 FSAは、EU域内でも販売されているヒジキに関し対策を講じるかどうかについて欧州委員会と連絡を取っている。 食品中のヒ素濃度についてはEU全域での規制は存在しない。英国においては、海藻は含まれないものの一般的食品のヒ素は、1mg/kgが基準値となっている。他には例えば非アルコール飲料については0.1mg/kgの基準がある。英国の規則は、無機ヒ素に発ガン性があることが明らかになる前の1959年に設定された。2009年9月、EFSAは、食品中のヒ素に関連したヒトの健康へのリスクについて意見書を発表した。EFSAは、ヒ素の1日もしくは1週当たりの許容摂取量を特定することは適切ではないとの結論に達し、無機ヒ素への暴露量を減らすべきと推奨した。これを受け、今後EU全域での規制が行われる可能性はある。 ヒジキに関する6項目のQ & Aは以下のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/multimedia/faq/hijikiqanda/ 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.17/2010(2010.08.11)(化学物質)p9-10 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2010/aug/hijikiseaweed |