食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03160670314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「真空パック牛肉中のClostridium estertheticum:摂取による健康リスクの可能性は低い」を公表 |
資料日付 | 2010年7月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「真空パック牛肉中のClostridium estertheticum:摂取による健康リスクの可能性は低い」(2010年7月6日付)を公表した。概要は以下のとおり。 連邦栄養・食品研究所(MRI)の情報によると、真空パック牛肉が好冷性クロストリジウム(特にC. estertheticum)に汚染されており、品質保証期限内に腐敗する事例が相次いでいる。その典型的な兆候はパックの膨張と悪臭で、当該肉は官能的な品質変化のため食用不適である。牛肉の例が最も多いが、仔羊肉や狩猟動物肉の例もある。わずかなデータしかないため、現時点では暫定的な評価しかできないが、当該菌汚染肉摂取が健康リスクとなる可能性は低いとみられる。文献にはC. estertheticum摂取による健康リスクを示唆するものはない。また当該菌は非病原性とみなされるため、「生物剤に関する技術規則(TBRA466)」でリスクの最も低いグループに分類されている。 クロストリジウム属菌の多くの種類が、環境中に広範に存在する。と体は、内臓除去及び剥皮の際にC. estertheticumに汚染されるものと思われる。他の多くの腐敗菌と異なり、当該菌の増殖至適温度は-1.5℃~16℃である。発育中にガスを発生するため真空パックが膨張する。「Blown Pack Spoilage(包装膨張腐敗)」が最初に報告されたのは1989年である。 MRIのC. estertheticum汚染調査では、牛肉(92サンプル)の88%がPCR陽性であった。また狩猟動物肉、仔羊肉、豚肉、七面鳥肉でも50%以上が陽性であった。 本意見書の概要の英語版は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cm/245/clostridium_estertheticum%20_in_vacuum_packed_beef_health_risk_through_consumption_is_unlikely.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/clostridium_estertheticum_in_vakuumverpacktem_rindfleisch_ein_gesundheitliches_risiko_durch_den_verzehr_ist_unwahrscheinlich.pdf |