食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03160550188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、食品と接触する磁器製のグラタン皿のコバルト移行に関する科学的技術的指針の要請を受けて意見書を提出 |
資料日付 | 2010年6月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFFSA)は、ドイツ当局の2010年2月18日にRASFF (Rapid Alert System for Food and Feed:食品・飼料緊急警報システム)ネットワーク経由で中国から輸入された磁器製グラタン皿からコバルトが食品に移行する可能性があるとの通報に関し、食品と接触する磁器製のグラタン皿のコバルト移行に関する科学的技術的指針の要請を受けて意見書を提出した。 ドイツのラボラトリーで実施された分析検査で0.3 mg/Lのコバルト及び1.4 mg/Lの鉛の移行が検出された(分析参考値:NF EN 1388-1、1996年)。 移行量に関する基準がないこと及びコバルトの毒性を考慮すると、新たな食品移行の発生を検出できるような監視を継続することが望ましい。 コバルトの移行リスクを客観的に表出するために磁器製容器の検査を実施することが望ましい。この検査で特定移行限度(SML)設定に適正な要素を検討することができる。 コバルトに適用する毒性参照値(TRV)に関して、AFSSAは、コバルトには毒性学的閾値があり、耐容一日摂取量(TDI)は1.6~8μg/kg体重/日の間にあると結論する。 しかしながら遺伝毒性データからは毒性学的閾値がない可能性を排除できない。経口投与毒性試験がないので、毒性学的懸念に関する閾値(TTC)はこのタイプの毒性影響に適用されうる。 またAFSSAは鉛の移行量(1.4 mg/L)は保存及び加熱容器の最大移行限界値(1.5 mg/L)に非常に近い値であることを指摘する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/MCDA2010sa0095.pdf |