食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03160310149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分フルトリアホールの各種作物に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2010年4月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月16日、農薬有効成分フルトリアホール(Flutriafol)の各種作物に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書(2010年4月16日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. フルトリアホールの評価担当加盟国(EMS)である英国は、輸入作物のりんご、ぶどう、バナナ、大豆、落花生及びコーヒー豆に当該有効成分の基準値を設定する申請を受けた。輸入作物に対する基準値申請を評価後、国際貿易を支援するためにりんご、バナナ、ぶどう、大豆に対するEUの基準値を修正する必要があるとEMSは結論づけた。申請者が提出したデータセットによって、コーヒー豆及び落花生に対するEUの基準値を修正する必要のないことが確認された。
2. EFSAは、EMSが作成した評価報告書及び報告担当加盟国(RMS)としての英国が作成した評価報告書素案に基づき以下の結論を出した。
3.フルトリアホールの毒性学的プロファイルがピアレビューで調べられ、一日摂取許容量(ADI)の0.01mg/kg 体重/日及び急性参照用量(ARfD)の 0.05 mg/kg体重がRMSによって提案された。
4. 生食用ぶどう及び大豆に対する基準値案は容認できないとEFSAは結論づける。ワイン用ぶどう、バナナ及びりんごに対する基準値案は、消費者の健康に懸念を引き起こさないため、容認できる。規制対象の残留物定義をフルトリアホールとして、上方修正した基準値案 (りんご:定量限界の0.05→0.2mg/kg、バナナ:0.05→0.3mg/kg、ワイン用ぶどう:0.05→1.0mg/kg)を勧告する。生食用ぶどうに対する基準値案(1mg/kg)については、急性摂取による健康リスクが排除できないため、並びに、大豆に対する基準値案(0.3mg/kg)については、当該作物グループの代謝試験が利用可能ではないとため、どちらも勧告されなかった。
5. フルトリアホールはピアレビューされていないため、本意見書の結論は暫定的なものと考え、ピアレビューの結果に照らし、改訂される可能性があることに留意する必要がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1587.pdf