食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03160210149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジメトエートのカリフラワー等に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2010年1月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月21日、農薬有効成分ジメトエート(Dimethoate)のカリフラワー、ブロッコリー、メキャベツ及びレタスに対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書(2010年1月18日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 英国は、委員会規則(EC)1097/2009によって2010年6月7日に施行される数種類の基準値を修正する申請を提出した。英国は、ジメトエートのブッロコリーに対する新しい基準値(0.2mg/kg)並びにレタス、カリフラワー及びメキャベツに対する基準値(0.2mg/kg)を求めている。 2. 欧州委員会(EC)は2008年7月30日、EFSAに当該成分の既存基準値に関連した消費者リスクの可能性について科学的意見の提供を求めた。EFSAは2008年10月20日、有効成分オメトエート(Omethoate)及びジメトエートの懸念される基準値に関する理由を付した意見書を出した。潜在的な消費者リスクが確認された基準値あるいは安全性がデータによって十分に裏付けられていない適用作物の基準値について、基準値を定量限界(LOQ)に下げることが提案された。この結果、ジメトエートとオメトエートの当該作物に対する現行基準値(カリフラワー:0.2mg/kg、ブロッコリー:0.02mg/kg、メキャベツ:0.3mg/kg、レタス:0.5mg/kg)を2010年6月7日からすべてLOQの0.02mg/kgに下げる委員会規則(EC) 1097/2009が2009年11月16日に採択された。 3. 英国より、基準値修正のための安全性に関する追加情報が提出された。EFSAは、評価担当加盟国(EMS)の英国が作成した評価報告書、ピアレビューにおけるEFSAの結論、英国が作成した評価報告書素案(DAR)に基づいて結論を出した。 4. EFSAは、規制対象の残留物定義をジメトエートとオメトエートの総量をジメートに換算したものとして、以下の基準値案を結論として出した。 (1)カリフラワー:0.15mg/kg 申請された基準値案(0.2mg/kg以下同じ)は、短期摂取による消費者リスクが排除できないため容認できない。 (2)ブロッコリー:0.15mg/kg 暴露量の暫定的な算出では、申請された基準値案は、長期摂取による消費者リスクの可能性が排除できない。 (3)メキャベツ:0.2mg/kg 消費者の急性暴露量に関して、申請された基準値案は容認できる。消費者の慢性暴露量については、欧州で認可された適用例に関する情報が不十分であるため、結論を下せなかった。暴露量の暫定的な算出では、申請された基準値案における長期摂取による消費者リスクの可能性が排除できない。 (4)レタス:0.15mg/kg 暴露量の暫定的な算出では、申請された基準値案は長期摂取による消費者リスクの可能性が排除できない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1456.pdf |