食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03151060149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種用飼料添加物としてのビタミンEの安全性と有効性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2010年6月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月15日、全動物種用飼料添加物としてのビタミンEの安全性と有効性に関する科学的意見書(2010年5月25日採択)を公表した。安全性に関する概要は以下のとおり。 1. 欧州委員会(EC)の諮問を受けて、全動物種用飼料添加物としてのビタミンEの安全性と有効性に関する科学的意見書の提出をEFSAは求められた。 2. ビタミンEは、全動物種用に評価が確立された微量栄養素である。ビタミンEを主成分とする添加物は、世界中で動物栄養剤に使用されており、ビタミンE欠乏症を数十年間にわたり予防してきた。 3. 科学パネル(FEEDAP)は、ビタミンEとして現在認可されている3つの有効成分(トコフェロール酢酸エステル、d-α-トコフェロール酢酸エステル及びd-α-トコフェロール)のデータを調べた。これら3 種類の形態のビタミンEの生物効能はそれぞれ異なり、ビタミンEの1国際単位(IU) はトコフェロール酢酸エステル1mg、d-α-トコフェロール酢酸エステル0.74mg、d-α-トコフェロール0.67mgと定義されている。 4. これらの形態のビタミンEを含有する記述された添加物は、安定性又は均一性において大きな問題はない。しかし、家畜に利用可能な名目上のビタミンEの量を維持するために、光、湿気、酸素及び熱に対するd体(RRR-)の天然ビタミンEの製剤の感受性を適切に管理する必要がある。 5. ビタミンEは、現行の使用量において、全動物種に安全である。ビタミンE過剰症に関する知見は、標的動物種の安全性に基づき飼料中のビタミンEの最大含有量を算定するには、一貫性が十分ではない。 6. たとえ高いバックグラウンド摂取量並びに実際の使用量よりかなり高い飼料中濃度を想定しても、許容上限摂取量(300mgα-トコフェロール当量/日)を超えないことが、保守的な消費者暴露評価によって示されている。実際の使用量におけるビタミンEの使用は消費者に安全であると当該パネルは結論づける。 7. 当該パネルは、(1)ビタミンEのIUを用いたラベル表示、(2) 油性のd-α-トコフェロールの使用をプレミックス製造者のみに制限、(3)推奨最大用量200IUビタミンE/kg配合飼料の導入、(4)添加物の規格に関する明確な勧告を出す。 8. 本意見書の全文は、機密情報に関する決定がECから届いた後に公表される。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1635.pdf |