食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03150900188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、乾燥耐性遺伝子組換えとうもろこしMON87460の認可申請について意見書を提出 |
資料日付 | 2010年5月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、欧州規則(EC)No.1829/2003に基づいて乾燥耐性(旱魃に対する抵抗性を高め、収量低下しない)遺伝子組換えとうもろこしMON87460の輸入、加工及び食品や動物用飼料として使用するための市場流通認可申請について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2010年4月20日付で意見書を提出した。 遺伝子組換え(GM)とうもろこしMON87460はとうもろこしLH59系の胚軸を用いAgrobacterium tumefaciensで形質転換を行って得られたものである。 GMとうもろこしMON87460はCspB(Bacillus subtilis由来)とNPTII(E. Coli由来)たん白質を発現する。CspBたん白質は中程度の乾燥ストレス下でも収量低下を抑制することができる。NPTIIたん白質は選択マーカーとして使用されている。申請書で提出されたMON87460形質転換の分子的(たん白質の)特長に関する情報レベルは満足できるものである。 GMとうもろこしMON87460の茎葉と種子の化学成分分析結果は対照とうもろこしの分析化合物と実質的な差はない。このとうもろこしの栄養品質についても対照と同等である。 GMとうもろこしMON87460の毒性評価に関しては、新たに発現したCpsBたん白質(4.7 mg/kg)及びNPTIIたん白質(5 ,000 mg/kg)の単回投与試験を含んでいる。しかし、評価したCspBたん白質の用量は不十分でこのような試験の目的には不適当である。OECDのプロトコルに沿ったもっと高用量で新たに毒性試験を行い、提出しなければならない。 当該GMとうもろこしの混合飼料(11%及び33%)のラット90日間反復投与毒性試験に関しては、申請者は実験に使用したとうもろこしの栽培条件の情報を提出しなければならない。 よって、AFSSAはGMとうもろこしMON87460とその種子及びその2次製品の衛生安全性について判断を下すことができないとしている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/BIOT2010sa0023.pdf |