食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03131030160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、2009年の食品事件年次報告書を公表 |
資料日付 | 2010年5月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は5月24日、2009年の食品事件年次報告書を公表した。その概要は下記のとおり。 2009年の事故数は1 ,208件で、2008年の1 ,298件より若干減少したが、総件数は過去4年間比較的一定数に留まっている。これら事件の顕著な事例としては、スペイン産の一部鶏卵に関連したサルモネラ感染症及びウエストヨークシャーで未認可の食肉工場を操業していた事業者に対する起訴が含まれる。 事件の内訳は、微生物が18%、環境汚染が17%、天然化学物質汚染(マイコトキシン、藻類毒素及びその他)が12%、農場での事故が12%の順となっている。微生物汚染の報告件数は、過去4年間で増加したが(2006年の147件から2009年には218件)、同期間における物理的事件の方は、減少(139件から56件)を示した。対照的に、未認可原材料の使用に係わる事件数はあまり変化がなかった。また、アレルギー物質による事件も過去4年間において比較的一定であった。 FSAは、2009年に49件のアレルギー注意喚起を含む91件の注意喚起を出した。 FSAは、事件を防止し対応策を改善するために、地方当局との事件対応ワークショップを5回開催し、役割と責任の明確化及び協力関係の強化に努めた。同様のワークショップは今年も計画されている。 さらに、地方当局とのコミュニケーションの見直しを行った結果、注意喚起に関する手続きを変更することにした。その目的は、事件中におけるFSAの対応速度を速め、地方当局に対する注意喚起発出件数を減らすと共に、従来から使用されてきた用語を巡る食品業界の懸念に対応することにある。 年次報告書の全文(PDF 68ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/incidents09.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2010/may/incidents |