食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03130980149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、新開発食品成分として「共役リノール酸(CLA)高含有油」(Clarinol)の安全性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2010年5月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月21日、新開発食品成分として「共役リノール酸(CLA)高含有油」(Clarinol)の安全性に関する科学的意見書(2010年4月30日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 欧州委員会(EC)の要請を受けて、科学パネル(NDA)が、規則(EC) 258/97に照らした食品成分としてのClarinol(CLA高含有油)の追加評価を行うよう求められた。Clarinolの約80%は、2種類のCLA異性体(C18:2シス-9 ,トランス-11(c9 ,t11) 及びC18:2トランス-10 ,シス-12(t10 ,c12)の割合が1:1)で構成されている。Clarinolは、申請者によって、成人消費者向けの飲料類、穀類製品、サプリメント、乳製品及び乾燥飲料類の成分として意図されている。申請者は、一日摂取量をCLA3g (Clarinol約3.75gに相当)としている。 2. 非ヒト試験による利用可能なデータでは、遺伝毒性、生殖毒性、発がん性又はアレルギー誘発性のリスクは示されていない。インスリン抵抗性及び心血管リスクのマーカーに対するCLAの影響の程度は、種により異なると見られる。したがって、本安全性評価の焦点は、主として多数の利用可能なヒト試験に依存する。 3. 利用可能なヒト試験の評価を根拠として、(1) 6ヶ月以内のCLA摂取によるインスリン感受性、血糖制御又は肝機能に対する悪影響はないとみられ、また、(2)血中脂質に認められた影響が心血管リスクに影響する可能性は低い、と当該パネルは考える。ヒトにおけるインスリン感受性及び動脈壁に対するCLA長期摂取の影響は、まだ適切に取り組まれていない。Clarinolの安全性は、申請された3.75g/日(CLA3gに相当)の摂取量において6ヶ月間までは確立されていると当該パネルは結論づける。申請された使用条件において、6ヶ月間を超えるCLAの長期摂取の安全性は確立されていない。CLA摂取の2型糖尿病患者に対する安全性は確立されていない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1601.pdf |