食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03130380295 |
タイトル | 国際連合食糧農業機関(FAO)、豚組織中の動物用医薬品ラクトパミンの残留データ評価に関するモノグラフを公表 |
資料日付 | 2010年5月31日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 国際連合食糧農業機関(FAO)は5月31日、豚組織中の動物用医薬品ラクトパミンの残留データ評価に関するモノグラフを公表した。 既に、第62回FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)でラクトパミンのADIは0~1μg/kg体重と設定され、MRLは筋肉(10μg/kg)、肝臓(40μg/kg)、腎臓(90μg/kg)、脂肪(10μg/kg)が勧告され、その後の第66回会議でこれらは確認されているものの、中国政府は同国国内の豚の繁殖、飼育方法の違いにより、中国を含むアジア各国で重要な食材として使用されている肺、胃、心臓、小腸及び大腸等のラクトパミン残留水準に懸念が残るとして、健康リスクの包括的な評価を行うことを決定した。そこで、豚組織中のラクトパミン残留物の減少に関するJECFAのデータ提供要請に応じて、中国から3種類の実験データが提出され、これらのデータが勧告されているMRLに何らかの影響があるかどうかが評価された。 提出データに基づき評価を行った結果、勧告された残留基準値は、豚の筋肉、肝臓、腎臓及び脂肪の消費に関してADIに適合しているとJECFAは結論を下した。1日の推定摂取量は、体重60kgの成人でADIの上限の約50%である。肝臓と腎臓に関して、JECFAが採用した模範的食事に特定器官組織データを当てはめると、食事経由での摂取量はADIの下限を下回るが、肺組織については例外で、特定リスク管理措置を検討する必要があるかもしれない。また、肺などの臓器及び他器官組織に関する国際的な消費データは十分ではないため、さらなる調査が必要である。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
URL | http://www.fao.org/ag/agn/agns/jecfa/JECFAMonographs9.pdf |