食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03130350462 |
タイトル | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)、微生物殺虫剤Nosema(Paranosema) locustae Canningの評価レポートを公表 |
資料日付 | 2010年6月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)は、6月4日、バッタを抑制するための穀物用微生物殺虫剤Nosema(Paranosema) locustae Canningの評価レポートを公表した。 微生物Nosema locustaeは日光や熱に感受性が高く、他の微生物によって分解されるため、環境で永続する確率は低い。当該殺虫剤の胞子は土中に自然に存在しており、バッタの抑制を目的として使用しても、当該微生物が環境で著しく増殖することは考えられない。また、当該微生物の胞子自体は植物にとって毒性も伝染性もなく、植物に付着して長期間生育することはないし、毒性を持つ二次代謝物を生成することは知られていない。さらに、当該微生物を経口でラットに与えても、毒性や病気は観察されなかった。 それゆえ、食品や飲料水を汚染する当該微生物の残留は、ほとんど無きに等しいため、当該微生物殺虫剤の残留基準値の設定は必要がない。同様に、食事を通じた当該微生物殺虫剤への暴露やリスクはほとんど存在しないと考えられる。 評価の結果、認可された使用状況下において当該微生物殺虫剤は健康や環境に許容できないリスクをもたらすことはないことが明らかとなったため、PMRAは当該微生物殺虫剤を含む農薬の販売と使用について暫定登録を承認した。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA) |
情報源(報道) | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA) |
URL | http://www.hc-sc.gc.ca/cps-spc/pubs/pest/_decisions/erc2010-06/index-eng.php |