食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03130110149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、一般向け食品(サプリメントを含む)及び特定栄養補助食品に栄養目的で添加する鉄の供給源としてのリン酸鉄アンモニウムの安全性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2010年5月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月4日、一般向け食品(サプリメントを含む)及び特定栄養補助食品(PARNUTS)に栄養目的で添加する鉄の供給源としてのリン酸鉄アンモニウム(FAP)の安全性に関する科学的意見書(2010年4月14日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 科学パネル(ANS)は、PARNUTS及び一般向け食品(サプリメントを含む)に栄養目的で添加する鉄の供給源としてのFAPの安全性及び当該供給源由来の鉄の生物学的利用能に関する科学的意見書を提示する。FAPは、調製食品中において中性pHで安定している。 2. FAP由来の鉄の生物学的利用能は、添加目的で使用されるほかの鉄塩由来の鉄の生物学的利用能の範囲内であることが示された。具体的には、硫酸鉄由来の鉄の生物学的利用能より小さく、ピロリン酸第二鉄由来の鉄の生物学的利用能より大きい。FAPの添加が意図された食品カテゴリーにおいて、FAPは一食あたり0.7~14mg の鉄を供給する。これは、成人における鉄の1日当たりの摂取推奨量の5~100%に相当する。 3. 実験動物を用いたFAPの毒性評価試験は行われていない。FAPは、胃内の低pH条件下でその構成成分を解離し、したがって第一鉄イオン、アンモニウムイオン及びリン酸塩イオンを放出する。食品添加物及び栄養源としての第一鉄塩、アンモニウム塩及びリン酸塩に関する食品科学委員会(SCF)、EFSA及びFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)による従前の評価を前提に、これらの塩類の毒性に関する利用可能な知見によって毒性学的影響が確認されなかったとすれば、FAPに関する追加の毒性学的データは不要であると当該パネルは考える。 4. 科学パネル(ANS)は、鉄に設定された許容上限摂取量(upper safety limits)を超過しないという条件において、PARNUTS及び一般向け食品(サプリメントを含む)に添加する鉄の供給源としてのFAPの申請された用量における使用に安全性の懸念はないと結論づける。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1584.pdf |