食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03121400110 |
タイトル | カナダ保健省(Health Canada)、グルテンフリー食品のラベル表示規則改定方針の提案 |
資料日付 | 2010年5月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省(Health Canada)は、5月13日、グルテンフリー食品のラベル表示規則改定方針の提案を公表し、5月13日から7月11日まで広くパブリックコメントを募ることとした。 食品と薬品に関する現行の規則下では、食品にスペルト小麦及びカムート小麦を含む小麦、オート麦、大麦、ライ麦、ライ小麦などが含まれていれば、グルテンフリー食品であるという印象を抱かせるような方法での食品の表示、包装、販売、宣伝を禁じている。さらに、他の穀物と混雑、汚染がないとしても、オート麦を含む包装食品にグルテンフリーという表示は許されていない。 最近まで、オート麦はセリアック病患者に健康被害を及ぼすと考えられていたが、近年の評価により、セリアック病患者の大半は、他の穀物との混雑、汚染が無ければ適量のオート麦に耐容可能性があることが示された。また、近年の評価により、混雑のないオート麦は、セリアック病患者でも耐容性があれば、有益である可能性が示された。 それゆえ、カナダ保健省は、グルテンフリー食品のラベル表示要件を改定するために、医学的理由でグルテンフリー食生活に従う消費者はごくわずかの穀物たん白でも消費してはならないことをラベル表示方針に反映させること、汚染されていないオート麦に耐容性のない少数のセリアック病患者に留意し、保護すべきラベル表示であること、セリアック病や疱疹状皮膚炎患者の食事にオート麦の導入を意図している人は、医者に相談することを推奨しているカナダ保健省の意図を反映する方針であること、アレルゲンやグルテン源のラベル表示強化を目的とした規則改定や、カナダ保健省が現在行っている包装済み食品の予防的ラベル表示なども考慮に入れ、首尾一貫性を維持し、消費者の混乱を最小限に留めた方針であるべきことを提案した。 なお、グルテンフリー食品のラベル表示規則改定方針の提案の詳細については、以下を参照のこと。http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/alt_formats/pdf/consultation/init/gluten2010/labelling-gluten-free-etiquetage-eng.pdf |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
情報源(報道) | カナダ保健省(Health Canada) |
URL | http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2010/2010_75-eng.php |