食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03121020330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、感染症情報 (Health Protection Report)第4巻19号を公表
資料日付 2010年5月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康保護局 (HPA)は5月19日、イングランド及びウェールズにおける食中毒及び感染症情報 (Health Protection Report)第4巻19号を公表した。今号の概要は以下のとおり。
1. 2010年第14~17週に複数個所での発症例 (General Outbreak)として報告された食中毒
(1) 南西半島地域 (South West Peninsula)のホテルで15人が発症した。カンピロバクターが検出された。原因食品はチキンリバー・パルフェ。
(2) サウス・イーストロンドン地域 (South East London)のレストランで7人が発症した。病原菌及び原因食品とも不明。
(3) ウエスト・ヨークシャー West Yorkshire)地域の学校で15人が発症した。ヒスタミンが検出された。原因食品はベジタリアン用チェダーチーズで作られたマカロニチーズ。
2. 2010年3月にHPAにおいて記録されたイングランド及びウェールズでのサルモネラ感染症
 症例の総計(暫定数値)は484件で、その血清型は、S. Enteritidis PT4が24件、S. Enteritidis (他のPTs)が94件、S. Typhimuriumが120件、S. Virchowが8件、その他が238件であった。
3. イングランド及びウェールズにおいて第14~17週の期間に報告された一般腸内細菌感染症
 細菌別にみるとカンピロバクターによる症例が最多で3
,287件、2番目がロタウイルスによるもので2
,161件、3番目がノロウイルスによるもので806件、次いでクリプトスポリジウムによるものが301件、サルモネラ属菌によるものが296件、ジアルジア属が197件、ソンネ赤痢菌が51件、腸管出血性大腸菌O157が39件と続いている。
 2010年第1~17週の累計では、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌O157、ロタウイルス、ノロウイルス、クリプトスポリジウム及びジアルジア属についてはいずれも2009年同期に比べて以下のとおり増加している。(カッコ内は2009年同期)
カンピロバクター: 14
,329件 (13
,118件)
腸管出血性大腸菌O157: 103件 (101件)
ロタウイルス: 11
,777件 (11
,774件)
ノロウイルス: 8
,223件 (4
,332件)
クリプトスポリジウム: 869件 (788件)
ジアルジア属: 992件 (991件)
 他方、サルモネラ属菌及びソンネ赤痢菌の方は、前年同期と比較し以下のとおり減少を示した。
サルモネラ属菌: 1
,644件 (1
,678件)
ソンネ赤痢菌: 186件 (284件)
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) 英国健康保護局(HPA)
URL http://www.hpa.org.uk/hpr/infections/enteric.htm#gofi