食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03110810302 |
タイトル | 米国農務省監査局(OIG)、FSIS全国牛残留物質検査計画に係る監査結果を発表、省庁間の連携強化などを提言 |
資料日付 | 2010年4月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国農務省監査局(OIG)は、食品安全検査局(FSIS)全国牛残留物質検査計画(FSIS National Residue Program for Cattle)に係る監査結果を発表した(全56ページ)。概要は以下のとおり。 本報告書は、FSISによる牛の全国残留検査計画に対する監査結果である。動物用医薬品、農薬および重金属の残留による食肉汚染は食品安全上の問題の一つであり、FSISは国の食料供給を有害な残留物質から守るべく、全国残留検査計画を実施している。FSIS検査官はと畜場で処理された食肉を採取し、残留検査結果を食品医薬品庁(FDA)及び環境保護庁(EPA)が設定した許容値と比較する。OIGは全国残留検査計画の有効性を評価すると共に、本計画の目的達成に向けてFSIS、FDA及びEPAがどの程度有効な連携を行っているか監査を実施した。 精査した結果、本計画は食料供給を見守り有害な残留物を摘発するという初期の使命を果たしていない。FSIS、FDA、EPAとも、銅やダイオキシンをはじめ多数の危険物質に閾値を設定していない。その結果、かかる残留物を有する食肉が市場に流通している。しかもFSISは、動物用医薬品の超過が検査で確認された場合でも食肉のリコールに踏み切っていない。 FSIS、EPA及びFDAは本計画のかような重大欠陥に取り組むべく、相互の連携を改善して本計画の使命達成を図る必要がある。このため以下を行う必要がある。 1. 検査対象物質の範囲拡大 2. 残留物サンプリング方法の改善 3. 残留医薬品の新しい検査法を認定するより効果的な方法の決定 4. 付加的な残留物の許容値設定に向けた連携 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 (化学物質) No. 9/2010 (2010.04.21) P. 12~13 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2010/foodinfo201009c.pdf |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国農務省(USDA) |
情報源(報道) | 米国農務省監査局(OIG) |
URL | http://www.usda.gov/oig/webdocs/24601-08-KC.pdf |