食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03110060208
タイトル 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)、昆布を除去し組成を変更したBonsoy豆乳製品の販売再開を公表
資料日付 2010年4月28日
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分類2 -
概要(記事)  豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)は4月28日、先に安全基準を超えたヨウ素含有の理由でリコールの対象となっていたBonsoy豆乳製品が、海藻を含まない製品に改質されたことを受け、再度販売が認められる旨を公表した。
 2009年12月24日、FSANZはBonsoy豆乳のリコールを発表し、消費者に対し全ての賞味期限の当該製品を摂取しないよう助言した。これは、ニュー・サウス・ウェールズ州で29才~49才の成人9人と子供1人に甲状腺の問題が集団発生したことを受けたものであった。
 その後、全国医療通報システムが設立され、2009年12月23日から2010年3月15日までの期間に豪州全国で同豆乳製品摂取との関連が疑われる38件の甲状腺機能異常症例が報告された。検査の結果、昆布で濃縮されたBonsoy豆乳は、高濃度のヨウ素を含む唯一の製品と判明した。この製品は、英国、アイルランド、シンガポール及び香港でもリコールが行われた。Bonsoy豆乳に含まれるヨウ素濃度は成人が1日30ml摂取しただけで安全基準値を超過する。FSANZは、豆乳や各種海藻を含む他の製品の検査を行ったが、回収が必要な高濃度ヨウ素を含むものは検出されていない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報

 No.10/2010(2010.05.07)(化学物質)p13-14
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets2010/reformulatedbonsoyso4785.cfm