食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03101240149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、炭水化物と食物繊維の食事摂取基準値に係る意見書を発表 |
資料日付 | 2010年3月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)が3月25日に公表した科学パネル(NDA)の本意見書(2009年12月4日付け)は、炭水化物と食物繊維の食事摂取基準値(Dietary Reference Values)設定について取り上げる。炭水化物は栄養学的に2種類に大別され、1つはヒトの小腸で消化吸収される「グリセミック炭水化物」、もう1つは大腸に行く非消化性炭水化物の「食物繊維」である。本意見書では、食物繊維を非消化性炭水化物及びリグニンと定義する。グリセミック炭水化物の絶対的食事必須量については明確なことが分かっていないが、消化される脂肪とたん白質の量に依存している。 科学パネルは、成人及び1歳以上の幼児向け炭水化物基準摂取量として45~60E%を提唱する。砂糖含有食品の多食は虫歯のリスクを高めるが、砂糖摂取量の上限値を設定するに足る十分なデータがない。腸機能に関する利用できる証拠を拠り所に、科学パネルは食物繊維摂取量として25g/日を成人の正常排便に十分な量とみなす。1歳以上の児童では、繊維摂取量2g/MJが正常排便に十分な量である。血糖インデックスと血糖負荷を減らすと、血清脂質などの代謝リスク因子が改善するという実験上の証拠があるものの、体重維持や食事関連疾患予防における役割については、証拠が確定的でない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1462.htm |