食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03101120149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、肉用鶏用飼料添加物としてのKoffogran(ナイカルバジン)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2010年3月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA) は3月30日、肉用鶏用飼料添加物としてのKoffogran(ナイカルバジン)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(3月10日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 Koffogran(ナイカルバジン25%含有)は、抗コクシジウム剤として28日齢以下の肉用鶏への使用が意図されている。ナイカルバジン125mg/kg飼料(申請された最大使用量)の肉用鶏への給餌は安全(安全マージン約1.5)かつ、コクシジウムに対し有効である。 ナイカルバジンは摂取後速やかに、2-ヒドロキシ-4 ,6-ジメチルピリミジン(HDP)と4 ,4’-ジニトロカルバニリド(DNC)に分解される。DNCはマーカー残留物で、標的組織は肝臓である。HDP由来の残留物はDNC由来の残留物に比べはるかに少ない。ナイカルバジンに遺伝毒性はない。ラットの亜慢性試験で、ナイカルバジンの無毒性量(NOAEL)は算出できなかったが、DNCのNOAELは709mg/kg体重/日と特定された。この違いはおそらく、DNC単独ではなくナイカルバジンとして投与されたときに、ラットがより体系的にDNCに暴露することと関係している。ラットに300mgDNC+100mgHDP/kg体重/日を投与した多世代繁殖試験並びに、ラットに70mgナイカルバジン/kg体重/日、ウサギに60mgナイカルバジン/kg体重/日を投与した発達毒性試験で大きな懸念事項はなかった。消費者はナイカルバジンではなくDNCに暴露する。DNCの一日摂取許容量(ADI) は0.77mg/kg体重/日に設定された。これは、2歳の犬の試験(154mg DNC/kg体重/日を投与)で得られたNOAELに安全係数200を適用して算出された。MRL(残留基準値)には、肝臓:15mgDNC/kg、腎臓:6mgDNC/ kg、筋肉:4mgDNC/ kg、皮膚/脂肪:4mgDNC/kgが提案された。これらのMRLを適用すると、消費者暴露はADIの24%以下となる。休薬期間は1日で十分である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1551.pdf |