食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03100580450 |
タイトル | Eurosurveillance:トルコにおけるオランダ人旅行者のボツリヌス症のクラスター(2008年6月) |
資料日付 | 2010年4月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance4月8日号(Volume 15 , Issue 14 , 08 April 2010)に掲載された「トルコにおけるオランダ人旅行者のボツリヌス症のクラスター」の概要は以下のとおり。 1. 2008年6月、トルコにおけるミニクルーズに参加したオランダ人旅行者3人がボツリヌス症を発症し、抗毒素治療のため、緊急の本国送還が必要になった。オランダで抗毒素が不足していたため、ドイツの製造者からの緊急調達が要請された。クルーズのメンバー9人全員に対して集団発生調査が開始され、8人に諸症状が発現した。8人のうち4人の糞便培養でB型ボツリヌス菌が分離された。地元で患者の届出はなかった。患者は全員回復した。 2. 食事履歴によって、船上で摂取された地元で購入の加工されていないブラックオリーブが最も可能性の高い原因食品として判明したが、調査に利用可能な食べ残しはなかった。D型ボツリヌス菌が、地元で購入したグリンピースの缶詰から検出された。D型はヒトの中毒の原因菌として知られていないが、缶詰食品中におけるD型の存在は、保存加工が不適切であることを示す。 3. 食品媒介性ボツリヌス症が定期的に報告される地域への観光旅行の増加とともに、ボツリヌス抗毒素の特別要請が必要になる可能性がある。欧州における利用可能なボツリヌス抗毒素の備蓄リストの作成が、必要かつ重要な仕事になると思われる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=19532 |