食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03100530302
タイトル 米国農務省(USDA)、ミシガン州で生乳によるカンピロバクター感染症が集団発生、消費者に注意喚起
資料日付 2010年3月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国農務省(USDA)は3月26日、生乳の摂取により発生したカンピロバクター感染症について消費者に注意喚起を行った。3月24日までにミシガン州で少なくとも12人の確定例が報告されている。生乳はForest Grove Dairy社(インディアナ州Middleburry)が製造したものであった。
 1987年よりFDAは、州間で取引されるヒトの消費用のパック乳は配送される前に全て殺菌するよう求めている。特定の温度及び時間で熱処理する殺菌法は、リステリア症、サルモネラ症などの病原菌を死滅させる。FDAの殺菌要件は一部の熟成チーズを除く全ての乳製品について適用される。
 1998年から2008年までの10年間に生乳による感染症の届出は85件あり、計1
,614人(入院187人、死亡2人)が感染している。実際の感染者数はもっと多いとみられる。
 生乳飲用の支持者は、生乳が殺菌乳より栄養価が高く、自体に抗菌性があることから殺菌は不要であると主張している。しかし殺菌乳と生乳で栄養価に違いはなく、また生乳に有害菌殺菌作用をもつ化合物は含まれていない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.8/2010(2010.04.07)P4~5
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2010/foodinfo201008m.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国農務省(USDA)
情報源(報道) 米国農務省(USDA)
URL http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm206311.htm