食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03100030305
タイトル EU、ペンタクロロフェノール(PCP)及びダイオキシン類による汚染リスクのためインド産又はインドから出荷のグァーガム輸入に特別条件を設定
資料日付 2010年3月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  EUは3月26日、ペンタクロロフェノール(PCP)及びダイオキシン類による汚染リスクのためインド産又はインドから出荷のグァーガム(訳注:マメ科植物から抽出した多糖類)の輸入に特別条件を課す委員会規則(EU) 258/2010を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. 2007年7月、EU域内でインド産又はインドから出荷のグァーガムの一部のバッチから高濃度のPCP及びダイオキシン類が検出された。このため委員会決定2008/352/ECによって、インド産又はインドから出荷されたグァーガム及びインド産又はインドから出荷のグァーガムを10%以上含む飼料及び食品の輸入に特別条件が課され、当該グァーガムを10%以上含む配合飼料及び食品には、当該製品が0.01mg/kgを超すPCPを含んでいないことを証明する分析報告書(分析した試験所の所在する担当当局の委託機関が保証したもの)の添付が必要になった。飼料及び食品中のダイオキシン類及びPCBに関する共同委託研究所の試験によって、インド産の汚染グアーガムにおけるPCPとダイオキシン類の相関性を調べた結果、0.01mg/kg未満の濃度のPCPを含有するグァーガムは、容認できない濃度のダイオキシン類を含んでいないと結論づけられる。
2. 欧州委員会の食品獣医局(FVO)が2009年10月、PCP及びダイオキシン類によるグァーガム汚染を防止するインド当局の施策を評価し、2007年10月の視察における勧告の実施状況を追跡調査するフォローアップ視察を行った。視察中にいくつかの重大な問題点が観察された。インドにおけるPCPの業務用途の実態が不明であり、視察の時点で、PCPの製造や販売を停止する措置がとられている科学的根拠が示されなかった。管理システムに改善がないことを考慮に入れて、追加措置をとることが望ましい。インド産グァーガムが第三国経由でEUに輸出される可能性が排除できないとすれば、インド以外の国から出荷されたグァーガム中のPCPの存在について無作為検査を予定することは適切である。
3. (1)インド産又はインドから出荷の動物の飼料用又はヒトの食用グァーガム、並びに、(2)インド産又はインドから出荷のグァーガムを10%以上含有する飼料及び食品の輸入に特別条件が課せられ、決定2008/352/ECが廃棄された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2010:080:0028:0031:EN:PDF