食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03090320149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分イマザリルのリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年3月4日付け)を公表 |
資料日付 | 2010年3月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月19日、農薬有効成分イマザリルのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表した。概要は以下のとおり。 1. 本報告書の結論は申請のあったかんきつ類の収穫後処理殺菌剤、人工成育環境トマト保護、穀類の種子処理の用途について評価した。 2. イマザリルの規格について合意はない。(訳注:本評価書は、付属書Iに記載されている規格に基づき実施されており、最新のデータに基づいて再評価の必要があるとしている。特に申請者からの情報では光学異性体に関するデータにギャップがある) 3. 哺乳類毒性についての懸念は特定されなかった。処理果実の残留有効成分を構成する個々の光学異性体暴露に関する再登録(re-entry)/作業員の暴露/リスク評価(考えられる状況:トマト)はデータギャップとみなされた。 4. 植物における残留物定義は、モニタリングではイマザイルを、リスク評価ではイマザイル及び代謝物R014821の合計を残留物と定義した。一日摂取許容量(ADI)の4%になる精査した理論最大一日摂取量(TMDI)において、慢性毒性懸念は特定されなかった。かんきつ類の果肉の平均加工因子(0.07)を用い計算した最大国際短期暴露量推定法(IESTI)で推定した推定値が急性参照用量(ARfD)の92%であったが、グレープフルーツ(0.13)とオレンジ(0.08)の加工因子で計算するとグレープフルーツ(ドイツ、子供)でARfDの115%、オレンジ(英国、乳児)で105%となるため、急性毒性懸念は完全には排除できなかった。 5. 穀類の種子の代表的用途での環境運命及び挙動試験に関しては、土壌と自然地上水系による分解経路の情報が欠けているため、土壌代謝物の地下水暴露評価については最終的決定には至らなかった。 6. 種子処理に使用した場合の穀食鳥及び哺乳類の長期リスクに対応するデータギャップが認められた。温室栽培トマト及び種子処理に用いられた場合の魚に対する内分泌かく乱効果の可能性について取り上げるべきである。種子処理に使用された場合の代謝物R014821の土壌微生物への長期的影響についてデータギャップが明らかになった。 上記概要を含む結論は以下のURLから入手可能。 http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1526.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1526.htm |