食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03080870188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、除草剤耐性及び害虫抵抗性遺伝子組換えハイブリッドとうもろこしMON 89034 x NK 603の認可申請について意見書を公表 |
資料日付 | 2010年2月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、欧州規則(EC) No.1829/2003に基づく除草剤耐性及び害虫抵抗性遺伝子組換えハイブリッドとうもろこしMON 89034 x NK 603の栽培、輸入、加工、食品及び飼料に使用するための市場流通認可申請について2010年1月29日付けで意見書を公表した。本申請書はAFSSAでは諮問番号2009-SA-0276で登録されており、欧州食品安全機関(EFSA)の申請書番号EFSA GMO-NL-2009-72と同じものである。EFSAに提出するコメントは以下の通り。 亜慢性毒性: とうもろこしMON89034経口投与試験(2007年11月20日付AFSSA意見書2007-SA-0300)に関し、AFSSAは膀胱結石の現れた経過データ(0.49%)とMON89034を高用量給餌したグループの雌ラットの罹患率10%(20匹あたり)の差について補足説明を要求していた。 1999~2006年の間に実施されたCD系ラットを使った70件の試験の経過データが提出されたが(EFSA宛2008年2月22日付書簡)、これ等のデータはとうもろこしMON89034の経口投与とMON89034を高用量給餌した雌ラットに膀胱結石が発生したことの間に関係が無いと結論付けるには不十分なものであった。 AFSSAのバイオテクノロジー専門委員会委員の一人が統計学的に補足情報を詳細に査定した。その結果は、観察された罹患率は対照に対して有意であることを明確に示すものであった。従ってAFSSAはこの結論を改めて毒性試験の結論とするものである。 結論として、この試験にかかる疑問があることを考えると、試験で得られた結果を全て開示するか、2つの遺伝子組換えを含むハイブリッドとうもろこしMON89034 x NK603に特異的な毒性試験データを提出させることが必要である。 AFSSAの結論 とうもろこしMON89034の試験で発生した膀胱結石の原因について納得のいく説明が無い又は当該ハイブリッドとうもろこしを使った亜慢性毒性試験データの提出が無いので、AFSSAはMON89034の組換え遺伝子を含むハイブリッドとうもろこしの種子とその副産物の公衆衛生上の安全性について決定を留保することとした。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/BIOT2009sa0276.pdf |