食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03080610343 |
タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、2008年にプロヴァンス・アルプ・コートダジュール及びコルシカ地域圏(PACA)での集団食中毒及び急性A型肝炎の疫学報告を公表 |
資料日付 | 2010年3月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は2010年3月5日に発行したInVS機関誌疫学報告(BVS)南部地方版2010年1月号に2008年にプロヴァンス・アルプ・コートダジュール及びコルシカ地域圏(PACA)で届出があった集団食中毒及び急性A型肝炎の疫学報告を公表した。 1. PACAにおいて2008年に届出があった集団食中毒: 76件の集団食中毒の届出があり、患者数は678人(罹患率14.2/100 ,000人)で、その内の46人が入院治療を受けた。76件の59%(45件)で病原体が同定された。そのうち36%(16件)がブドウ球菌、18%(8件)がサルモネラ属菌であった。発生場所では、66%(50件)が給食事業、32%(24件)が家庭である。55%(42件)で原因食品(疑いを含む)が明らかになった。その中では魚介類が19%、肉、ソーセージ類、鶏肉が17%、卵や卵製品が10%及びチーズと乳製品が10%であった。 2. PACAにおいて2008年に届出があった急性A型肝炎: 79人の急性A型肝炎の届出があり、罹患率は1.7/100 ,000人であった。入院治療を受けたものは48%に上った。年齢中央値は24歳(最小2歳~最高齢74歳)で、男女性別差は1.6(男/女)。26人は周囲にA型肝炎患者がいたケースである(23人は家族にA型肝炎患者がいた)。フランス本国外で感染したケースは36人、そのうち24人はマグレブ地方(北アフリカ)、12人はマグレブを除くアフリカ大陸であった。9~10月に届出があった37人中の23人は(発病前に)国外旅行の経験あり。発病前に国外旅行をしていない38人のうち10人は海産物(魚と海藻以外)を食べていた。16人は周囲にA型肝炎患者がいたケースで、そのうち14人は家族にA型肝炎患者がいた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/publications/bvs/sud/bvs_sud_01_2010.pdf |