食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03080590149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、伝染性出血熱(EHD)に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2009年12月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月22日、伝染性出血熱(EHD)に関する科学的意見書(2009年12月2日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 当該意見書は、欧州委員会からの諮問を受けて、動物衛生科学パネル(AHAW)がEHDに関する科学的意見の提出を依頼されたものである。 EHDはEU域内で報告されたことはないが、近年になって、かつて非病原性とみられた伝染性出血熱ウイルス(EHDV) 血清型6及び7による疾患の集団発生がEUに隣接する国々で観察されている。ウシの臨床徴候はブルータング感染動物にみられる徴候と類似しており、生産損失は著しいとみられる。めん羊は感受性を有するものの、臨床徴候は現れない。EHDVは、Culicoides属の吸血性ヌカカ類によって反すう動物の宿主間に伝播される。蚊がEHDV伝播の役割を示す科学的証拠はない。 EHDの欧州への侵入(introduction)のリスク評価は、感染動物の輸入、感染媒体、ワクチンまたは遺伝資源などのルートなど、3つの可能性のある侵入経路について考察された。侵入リスクの推測は経路や侵入の季節によって変化した。 大量の媒介生物と気候条件がEHDVの感染環を持続する好条件になりうるため、隣接国にEHDVが存在することは、EU域内にEHDV が侵入、定着する著しいリスクを有するとAHAWパネルは結論づけた。疾病侵入の早期発見のため、高リスク地域においては高感度診断法を用いたサーベイランスプログラム(アクティブ及びパッシブ)を確立することが望まれる。EU域内でEHDが集団発生した場合の主要措置には、感染動物の検出、疫学調査、移動制限、そして最終的には長期サーベイランスを含むべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1418.pdf |