食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03080380314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「包材から食品への鉱油の移行」を公表 |
資料日付 | 2010年3月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「包材から食品への鉱油の移行」(2009年12月9日付)を公表した。概要は以下のとおり。 スイス・チューリッヒ州研究所が、板紙製食品包材から高濃度の鉱油を検出した。原因は新聞のリサイクル及びその印刷インクだと思われる。包材用紙には環境への配慮から故紙が使われることが多いが、包材から食品に鉱油が移行する可能性がある。箱入りの米から鉱油が最大19.4mg/kg検出された。鉱油は短鎖及び芳香族の炭化水素の割合が高いため、食品の汚染は望ましくない。短鎖炭化水素は体内に吸収されやすいため、汚染食品を頻繁に摂取すると、毒性学的な限度量を超過する可能性がある。動物実験から、低粘度の鉱油は体内に蓄積され、肝臓、心臓弁及びリンパ節を害する可能性があることが知られている。それゆえ、鉱油の食品への移行は早急に低減されなければならない。 BfRは、以下の低減策を提言した。 (1)鉱油が移行しやすい食品は内袋に入れる。 (2)食品包材にはバージンパルプより製造した板紙を使用する。 (3)新聞の印刷インクを健康リスクのないインクに変更する可能性を検討する。 本意見書の概要の英語版は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cm/230/migration_of_mineral_oil_from_packaging_materials_to_foodstuffs.pdf 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.6/2010(2010.03.10) p26 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2010/foodinfo201006.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/216/uebergaenge_von_mineraloel_aus_verpackungsmaterialien_auf_lebensmittel.pdf |