食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03070210149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、オレガノ及びレモンバーム抽出物の食品添加物用途に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2010年2月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月24日、オレガノ及びレモンバーム抽出物の食品添加物用途に関する科学的意見書(2010年2月10日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 科学パネル(ANS)は、オレガノ及びレモンバーム抽出物の食品添加物用途の安全性に関する科学的意見を提示する。 2. 本パネルは、(1)申請者が当該抽出物中の化合物について限られた化学的特徴づけしか提出していないこと、(2)申請された規格が植物性原料又は植物性調製品のための規格には合致していないことに留意する。本パネルは、(1)オレガノ及びレモンバームが草木類の食品原料としての用途に安全履歴があること、(2)オレガノ及びレモンバームの天然抽出物が、一般に安全と認められる(GRAS)リストに記載されていることに留意する。しかし、この安全性の推定は、食品添加物としての特定の使用条件及び使用量に適用されない可能性があると当該パネルは考える。 3. 申請者が申請した用途及び使用量における8品目の食品類を供給源とするオレガノ及びレモンバーム抽出物のフェノール類に対して見込まれる平均暴露量は、女性で2.0mg/kg体重/日、男性で2.3mg/kg体重/日である。申請者が申請した用途及び使用量における食品添加物としてのオレガノ及びレモンバーム抽出物の使用に起因するフェノール類の摂取量は、ハーブティー調製用のオレガノ及びレモンバームの使用に起因する摂取量の範囲になると本パネルは結論づける。しかし、当該抽出物の不十分な規格及び特徴づけ、並びに、オレガノ及びレモンバーム抽出物の遺伝毒性、生殖発生毒性及び慢性毒性に関するデータの欠損にも本パネルは留意する。 4. 全体的に見て、食品添加物評価のための提出物に関する食品科学委員会(SCF)の手引に関連して、オレガノ及びレモンバーム抽出物の添加物用途の妥当性を裏付ける適切な提出書類の不足のため、申請された用途及び使用量におけるオレガノ及びレモンバーム抽出物の安全性を評価することができないと本パネルは結論づける。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1514.pdf |