食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03060740149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、EUにおけるヒトのカンピロバクター症に対するブロイラー肉によるリスクの定量化に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2010年1月28日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月28日、EU域内におけるヒトのカンピロバクター症に対するブロイラー肉によるリスクの定量化に関する科学的意見書(89ページ、2009年12月9日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 本科学的意見書は、先のEFSAの意見書をさらに練り上げ、EU域内におけるヒトのカンピロバクター症へのブロイラー肉の寄与の程度を評価する。本意見書は、公衆衛生上の重要性及びカンピロバクター症の負荷について概説し、EU域内におけるカンピロバクター症の臨床症例について相当の過小確認及び過小報告が存在すると結論づける。ヒトのカンピロバクター症に疫学的な影響力を有する既知因子及び仮説因子を要約する。 2. 総じてヒトのカンピロバクター症は、20%~30%がブロイラー肉への接触、調理及び摂取に起因する可能性があり、50%~80%がレゼルボア(感染巣)としての鶏群に起因する可能性がある。多くの因子によって、感染源の特定における違いが説明できる可能性がある。感染地点に違いがある(レゼルボア対消費地点)。 3. レゼルボアとしての鶏に由来する菌株は、食品以外の経路(たとえば環境や直接接触によって)ヒトに到達する可能性がある。感染源特定の結果は、免疫性とレゼルボアに関する不完全なデータの混同による不正確な暴露評価によって偏る可能性がある。EU域内における感染源特定のためのデータは限定的なもので、加盟国の大半で利用できない。また、ヒトのカンピロバクター症の疫学状況は地域間で異なる兆候がある。したがって、本科学的意見書の結論は慎重に解釈される必要がある。 4. (1)カンピロバクター感染症による負荷の定量化の向上、(2)いかなる介入措置によるヒトの健康影響の評価の促進、並びに(3)感染源特定のための基盤整備を目的として、EU域内のサーベイランス及び調査活動に関する勧告を出す。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.4/2010(2010.02.10)P9~10 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2010/foodinfo201004.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1437.pdf |