食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03060400149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分カルボスルファンのリスク評価のピアレビューに関する結論(2009年10月16日付け)を公表 |
資料日付 | 2009年11月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月5日、農薬有効成分カルボスルファンのリスク評価のピアレビューに関する結論(2009年10月16日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1.植物防疫製剤への混合を認可された有効成分のリストから当該成分を除外する委員会決定2007/415/ECの後に、当該リストへの記載を求める申請が再提出された。 2.提出書類には、評価報告書で特定された当該成分に関する懸念の領域(消費者暴露や地下水へのリスク、作業者暴露等)に対応するデータが含まれていた。 3.新たな急性神経毒性試験で得た脳のアセチルコリンエステラーゼ阻害に対する無毒性量0.5mg/kg体重を根拠に安全係数100を適用して、一日摂取許容量(ADI)、作業者暴露量(AOEL)及び急性参照用量(ARfD)を0.005mg/kg体重/日に設定した。 4.甜菜における作物残留試験において、カルボスルファンの残留は定量限界以下である一方、代謝物の残留試験についてデータの検証が必要である。家畜においては、カルボスルファンは、3-ヒドロキシ-カルボフラン、3-ケト-カルボフラン並びにそれらの抱合体に広範囲に代謝し、これらの代謝物が消費者暴露及びリスク評価するための動物における指標である。 農作物及び動物由来食品からのカルボフラン及び3-ヒドロキシ-カルボフランの総暴露量を推定し、カルボフランの毒性参照用量と比較した。英国の幼児の推定暴露量がADIを超えていた。更に、急性消費者暴露評価では、多くの種類の農作物、特に輪作農作物において、消費した小児及び成人/一般消費者の結果が、ARfDを顕著に超えることを示唆した。 5.更に、適切な管理がなされない場合、地下水からくる飲料水が急性及び慢性暴露量に大きく影響するかもしれないとしている。一方、地下水に飲用水の基準値0.1μg/Lを適用したとしても、消費者暴露量は感受性の高い乳幼児では、毒性参照用量の10%以上となる。そのため、カーバメート系代謝物に対する<0.1μg/Lの基準値の設置が必要だが、個別の物質に対する検証された定量限界が<0.1μg/Lの分析法はないとしている。 その他、鳥類、家畜等に関するリスクについても記述されている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1354.pdf |