食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03060250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価68 (FGE.68):シンナミルアルコール及び関連物質のJECFA評価を検討した科学的意見書(2009年3月25日採択)を公表
資料日付 2009年12月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月7日、香料グループ評価68 (FGE.68):シンナミルアルコール及び関連物質のJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)評価を検討した科学的意見書(2009年3月25日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 科学パネル(CEF)は、55のシンナミルアルコール及び関連物質を香料グループ68 (FGE.68)として評価することとした。
2.JECFAは55のシンナミルアルコール及び関連物質を第55回会合で評価した。CEFパネルは、このうち26物質は、α
,β-不飽和アルデヒド又はその前駆体で、その構造は遺伝毒性のリスクを有すると考えられるとした。
 その中の25物質は、FGE.214で遺伝毒性に関して最初に検討された。当該25物質について、利用可能な遺伝毒性データは、JECFA手順による評価を妨げないと当該パネルは結論した。当該26物質のうち残る1物質のアリルシンナメートは、アリルアルコールや、さらにアクロレインに代謝される可能性があり、遺伝毒性についてFGE.19のサブグループ1.1.1で検討されたが、遺伝毒性に関して結論には至らず、追加データが求められた。このため、アリルシンナメートは本グループ評価では検討せず、JECFAが評価した54物質についてのみ検討した。
3.当該54物質は、EFSAがFGE.15改訂1で評価したアリール置換飽和及び不飽和第一級アルコール/アルデヒド/酸/エステル誘導体9物質に構造的に類似すると当該パネルは結論づけた。そのため、CEFパネルはJECFAが実施したこれらの54物質の評価方法に同意した。
4.54物質のうち46物質については、欧州における生産量が不明でJECFA手順による評価ができない、及び/又は、立体異性に関する及び/又は混合物の組成に関するデータがない等の理由から当該パネルは検討を保留した。
5.残る8物質について、当該パネルは、香料の年間生産量から推定するMSDI法に基づくJECFAの結論「香料物質としての推定摂取量において安全性に懸念はない」と同意見とした。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1032.pdf