食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03050620188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、ヘルペス・ウイルスOsHV-1μVarが検出されたカキ大量死の場合に適用する管理措置及びサーベイランスのEU規則案の評価について意見書を提出
資料日付 2009年11月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、ヘルペス・ウイルスOsHV-1μVarが検出されたカキ大量死の場合に適用する管理措置及びサーベイランスのEU規則案の評価について、食品総局(DGAL)から諮問を受けて2009年11月2日付で意見書を提出した。
 2008年夏にカキ(huitres creuses:Crassostrea gigas)の稚貝の異常大量死がフランスとアイルランドで発生した。環境要素、ビブリオ属菌やOsHV-1、特に新たな遺伝子型OsHV-1μVarの存在など複数の病因学的要因が複合関与しているとされた。
 2009年春に再びカキ異常大量死がフランス、アイルランド及びジャージー島(英)で発生した。2010年も同様の事態が発生することが予想される。この現象の拡大を防ぐために、EU関係国が調和した対策をとるべくEU規則案が検討されている。
 AFSSAは下記の状況を認識している。
(1)異常大量死の現象が発生した場合には規制措置が必要である。
(2)現在のところ、2008~2009年のカキ異常大量死の原因とされているものは何一つ特定されていない
(3)OsHV-1μVarの病原性レベル、及びカキの異常大量死における役割について明確な証拠が出ていない。
(4)2008~2009年にカキ異常大量死がなかった生産海域にOsHV-1μVarが存在していなかったことが証明されていない。
 よってAFSSAは、現在得られている知見から、OsHV-1μVarが存在するかどうかではなく、カキの高い死亡率をもって管理措置設定の条件とすることを勧告する。また、OsHV-1μVarの生物学的及び病原性についての追加情報を収集することを推奨する。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/SANT2009sa0273.pdf