食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03050550208 |
タイトル | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)、ビスフェノールA(BPA)と食品包装に関するファクトシート更新版を公表(その2) |
資料日付 | 2010年1月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)は1月19日、ビスフェノールA(BPA)と食品包装に関する最近の米国FDAによる見直しを受け、従来のファクトシートを一部改定した5項目の更新版を公表した。その更新部分の要約は以下のとおり。 5. 豪州ではこれらの物質がどのように規制されているか。 哺乳瓶を含むプラスチック製食品容器中の化学物質の規制については、いくつかの政府規制機関が責任を共有している。 FSANZは、食品基準コードの基準1.4.3で食品包装物質を規制している。当該基準は、食品包装物質について一般的な表現で対応しており、個々の包装物質を特定したり、或いは物質がどのように生産され、使用されるべきかについては規定していない。しかしながら、プラスチックの包装製品については、豪州食品接触プラスチック物質基準、AS 2070-1999に言及している。この基準は、業界に対し食品用プラスチック物質の生産に関する手引きとなっている。AS 2070の方は、プラスチックの製造及び使用に関連した米国の規制並びにECの指令に言及している。さらに、豪州の各州及び準州法でも食品包装問題についての言及がある。 食品基準コードの汚染物質及び自然有害物質に関する基準1.4.1は、食品中に存在する食品包装物質との接触を含めあらゆる源泉由来の当該物質の濃度を規定している。基準では特定の汚染物質または有害物質が表記されていない場合、全てのその他の汚染物質及び有害物質が出来るだけ合理的に達成可能な低いレベルに維持される期待が設定されている。化学成分を含む食品包装物質に関連し公衆衛生及び安全性の問題が生じた場合には、FSANZがケースバイケースでリスク評価を行う。 豪州競争・消費者委員会(Austrarian Consumer and Competition Commission:ACCC)は、消費者製品の安全性のモニタリング(新興危害要因の識別及び評価を含む)を行い、有害製品に関する苦情を調査し、安全性に関する製品リコールの記録を維持すると共にこれらのリコールの効果を監視する。化学物質の懸念に関するACCCの役割は、一般的に消費者製品中の化学物質から発生するリスクを評価し、適切な措置を取ることである。ACCCは通常、食品問題もしくは食品包装には係わらないが、しかしその責任は、哺乳瓶や調理器具など食品と接触する可能性がある消費者製品が含まれる。ACCCは、BPAを巡る懸念について承知しており、現在、他の規制機関と連携を取っている。また、この物質及び他の化学物質の安全性を評価する科学的な研究を注視している。 全国工業用化学物質通告・評価スキム(National Industrial Chemicals Notification and Assessment Scheme:NICNAS)は、豪州にとって新しい工業用化学物質の健康上並びに環境的影響について使用前に評価を行っている。また、豪州で既に使用されている化学物質に関し、潜在的な健康上及び/或いは環境的な影響についての具体的な懸念に対応し優先的に評価する。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/educationalmaterial/factsheets/factsheets2010/bisphenolabpaandfood4701.cfm |