食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03050480110 |
タイトル | カナダ保健省(Health Canada)、室温で保存した缶入り液状乳幼児用調製乳へのビスフェノールAの移行に関する調査 |
資料日付 | 2010年1月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省(Health Canada)は、1月8日、室温で保存した缶入り液状乳幼児用調製乳へのビスフェノールA(BPA)の移行に関する調査を公表した。 21個の缶入り液状乳幼児用調製乳を10ヶ月間、室温で保存した後、これらの調整乳中のBPA含有量の変化を調査した。2007年に缶入り液状調製乳を調査した時のビスフェノールA含有量は1.14~5.44ng/g、平均2.88ng/gであった。室温で10ヶ月保存した後調査したところ、BPA含有量は1.39~6.18ng/g、平均3.64ng/gであった。 10ヵ月後のBPA含有量を同じ製品ごとに比較したところ、増加と減少の両方が観察された。9製品のみでBPA含有量の増加が見られたが、これは、ロット内の差異や分析の再現性が原因と考えられる。このため、室温での保存中に缶のコーティングからBPAが移行した可能性が示唆された。 また、分析した際に16製品が消費期限を10日から206日超過していたが、製品の消費期限とBPAの移行水準に明確な相関関係は無かった。さらに、対象製品のそれぞれでBPA含有量に差異が見られたのは、製造業者ごとのコーティング(種類、量など)や殺菌条件(温度及び時間)の相違が原因と考えられる。更に、缶の内容物がBPAの移行に影響したことも明らかになった。ただ、これらのBPA含有量は、何れもEUが設定した600ng/gの特定移行限界をはるかに下回っている。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
情報源(報道) | カナダ保健省(Health Canada) |
URL | http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/alt_formats/pdf/pubs/securit/bpa-temp-eng.pdf |