食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03050360316
タイトル ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、「2008年全国残留農薬報告書」を公表
資料日付 2010年1月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は、「2008年全国残留農薬報告書」を公表した。概要は以下のとおり。
1. 検査食品数:16
,986サンプル(動物由来食品、生鮮及び冷凍の果物、野菜、穀類)
2. 検査物質数:有効成分765種、1サンプル当たり平均235物質を検査
3. 結果概要
(1)全サンプルの約43.4%:農薬が検出されなかった(前年38.6%)
(2)全サンプルの52.9%:残留基準値未満だが農薬が検出された(前年56.6%)
(3)全サンプルの3.7%:残留基準値を超過していた(前年4.5%)
(4)全サンプルの36.4%:2種類以上の有効成分が検出された(前年40.9%)。特にマンダリン、フサスグリ、ライム、イチゴ、キイチゴ、食用ブドウ。
(5)産地別残留基準値超過率:ドイツ1.9%(前年2.7%)、他のEU加盟国3.0%(前年5.0%)、EU加盟国以外の国9.1%(前年9.5%)
(6)エコ栽培の果物・野菜(1
,451サンプル):88%は農薬が検出されなかった。12%から農薬が検出されたが、ほとんど微量であった(0.01mg/kg以下)。1%(14サンプル)のみ残留基準値を超過していた。
(7)乳幼児用食品:87%は農薬が検出されなかった。13%から農薬が検出されたが微量であった。1サンプルのみわずかに残留基準値を超過していた。
(8)残留基準値超過率の低かった(0~1%)果物・野菜:カリフラワー、コールラビ、アスパラガス、じゃがいも、にんじん、バナナ、りんご等
(9)残留基準値超過率の高かった果物・野菜:パッションフルーツ(20.9%)、生鮮ハーブ(8.6%)、ケール(6.0%)、茶葉(5.7%)、レモン(5.3%)
4. 所見
 残留基準値を超過していたサンプルのほとんどには直接的な健康リスクはないが、残留基準値を著しく超過していた40サンプルについては健康リスクを排除できない(これらについてはEUのRASFF(Rapid Alert System for Food and Feet)に通知済み)。
 報告書の全文は以下のURLより入手可能。
http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_491658/DE/01__Lebensmittel/01__Sicherheit__Kontrollen/05__NB__PSM__Rueckstaende/01__nb__psm/nbpsm__2008/nbpsm__bericht__2008.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_495478/DE/08__PresseInfothek/01__Presse__und__Hintergrundinformationen/01__PI__und__HGI/Rueckstaende/2010/pi__nat__berichterst__psm__rueckstaende__2008.html__nnn=true