食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03040890149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、人獣共通感染症に特化した薬剤耐性に関する共同意見書を公表 |
資料日付 | 2009年11月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月24日、人獣共通感染症に特化した薬剤耐性に関し、欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州医薬品庁(EMEA)及び欧州委員会の新興及び新たに特定された健康リスクに関する科学委員会(SCENIHR)との共同意見書(2009年10月22日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 共同意見書は、細菌の抗菌剤に対する耐性が世界規模で近年増加しており、一部のヒト及び動物の感染症の治療を困難にしていると結論付けた。サーベイランス活動の強化、並びに、新しい抗菌剤の開発及び薬剤耐性の拡大を防止する新たな方策の促進が望ましいと指摘しており、動物の感染症を抑制する代替方策に関する研究も必要と言及している。 欧州において最も届出の多い疾病であるサルモネラ症とカンピロバクター症の治療に抗生物質が用いられていることが薬剤耐性菌発現の主要因とみられる。また殺菌剤等の使用も細菌の薬剤耐性獲得の原因となっている。 さらに、食品貿易の広汎化、EU域外への頻繁な旅行などがEUレベルでの耐性の比較や、域外からの菌株の影響の評価を困難にしている。EU内のそれぞれの国で薬剤耐性の度合いが異なることが、方策を一本に絞ることを困難にしている。 意見書では再度、動物への抗生物質の慎重な使用、薬剤耐性を最小限にする戦略に則って獣医及び農家への指導を行なうことを勧告している。また、フルオロキノロンとセファロスポリンの使用は、他の抗生物質に対する効果が乏しい状態時の治療に取っておくべきであるとしている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1372.pdf |