食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03040260149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、ナタマイシン(E 235)の食品添加物用途に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2009年12月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月14日、ナタマイシン(E 235)の食品添加物用途に関する科学的意見書(2009年11月26日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 欧州委員会からEFSAへの諮問を受けて、EFSAの科学パネル(ANS)は、ナタマイシンの食品添加物用途の安全性、並びに、ナタマイシンに対する薬物耐性の問題について科学的意見を求められた。ナタマイシンは、ポリエンマクロライド系抗生物質である。指令95/2/ECに従い、セミハード及びセミソフトタイプのチーズ並びに保存処理された乾燥ソーセージの表面処理用に表面の外側5mm中でナタマイシンを最大用量1mg/dm2で使用することができる。欧州委員会の食品科学委員会(SCF)は1979年、ナタマイシンは安全性への懸念を引き起こさないが、一日摂取許容量(ADI)を設定するのは不適当であると結論づけるのがデータベースによって妥当であるとした。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)はADI を0.3mg/kg体重/日 に設定した(1968 , 1976 , 2002)。 2. ナタマイシンに関する現在のデータベースが限定的(動物実験のデザイン、動物の限られた数、発がん性試験の欠如)であり、かつ、ヒトデータの記述に妥当性が欠けているとの観点から、ナタマイシンに関する利用可能なデータはADIの算出には確実性において十分ではないと本パネルは考えた。ナタマイシンの推定暴露量が最も高いのは、97.5パーセンタイル値の小児で0.1mg/kg体重/日未満である。ナタマイシンが極めて吸収されにくいと仮定すると、この保守的な推定暴露量は、長期動物試験及びJECFAがADIの設定に用いたヒト試験から得た影響用量に対して妥当な安全マージンを提供すると本パネルは考える。セミハード及びセミソフトタイプのチーズの外皮及び特定のソーセージのケーシングの表面処理のみに使用される場合において、ナタマイシンの提案された用量の使用に安全性の懸念はないと本パネルは考えた。本パネルは、薬剤耐性の誘発性について懸念はないと結論づけた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1412.pdf |