概要(記事) |
EFSAは9月29日、害虫抵抗性及び除草剤耐性遺伝子組換え(GM)とうもろこしMON89034 x NK603の食品・飼料用途、輸入及び加工用の販売申請に関する科学的意見書(2009年9月9日採択)を公表した。とうもろこしMON89034 x NK603は、それぞれの親系統の近交系から従来型の交配方法で作出された。MON89034 x NK603におけるCry1A.105、Cry2Ab2及びCP4 EPSPSタンパク質の発現レベルは、単一とうもろこし系統の発現レベルと同等であることが立証された。当該GMとうもろこしMON89034 x NK603の表現型特性、農学的特性及び成分組成特性の比較分析によって、鱗翅目の特定有害生物への抵抗性並びにグリホサート系除草剤への耐性を付与する標的タンパク質を除き、対応する非GM品種及び従来品種のとうもろこしとの同等性が示された。安全性評価では、MON89034 x NK603の毒性及びアレルギー誘発性の可能性に関する懸念は確認されなかった。EFSAのGMO化学パネルは、ヒトの健康、動物衛生及び環境に対する影響に関して、MON89034 x NK603は対応する非GM品種と同等に安全であると科学パネル(GMO)は結論づけた。 |