概要(記事) |
EFSAは9月22日、害虫抵抗性及び除草剤耐性遺伝子組換え(GM)とうもろこしBt11xGA21の食品・飼料用途、輸入及び加工用の販売申請に関する科学的意見書(2009年9月15日採択)を公表した。とうもろこしBt11xGA21は、それぞれの親系統の近交系から従来型の交配方法で作出された。Bt11xGA21におけるCry1Ab、PAT 及び mEPSPSタンパク質の発現レベルは、単一トウモロコシ系統の発現レベルと同等であることが立証された。Bt11xGA21の表現型特性、農学的特性及び成分組成特性の比較分析によって、鱗翅目の有害生物への抵抗性並びにグルホシネートアンモニウム及びグリホサートを主成分とする除草剤への耐性を付与する標的タンパク質のCry1Ab、PAT 及び mEPSPSの発現を除き、対応する非GM品種及び従来品種のとうもろこしとの同等性が示された。安全性評価では、Bt11xGA21の毒性及びアレルギー誘発性の可能性に関する懸念は確認されなかった。EFSAのGMO科学パネルは、ヒトの健康、動物衛生及び環境に対する影響に関して、Bt11xGA21は対応する非GM品種と同等に安全であり、Bt11xGA21の意図された用途においてヒトの健康、動物衛生又は環境に対して悪影響を有する可能性は低いと結論づけた。 |