食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03020070361
タイトル 台湾行政院衛生署、スラグ廃棄場で飼育されていたアヒルから基準値を上回るダイオキシン類が検出されたことを受け、調査結果を公表
資料日付 2009年11月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署及び台湾行政院農業委員会は11月12日、高雄県大寮郷にあるスラグの不法廃棄場で飼育されていたアヒルから基準値を上回るダイオキシン類が検出されたことを受け、調査結果を公表した。
1. 11月12日付
 台湾行政院衛生署は、本件は個別のケースで、当該アヒルは既に関連部門により全て殺処分され、市場には出回っていないことを公表した(衛生署・環境署・農業委員会が共同で調査)。衛生署は引き続き調査を行い、国内市場に流通する食品中のダイオキシン含有量について監視・評価を行っていく。
http://www.doh.gov.tw/CHT2006/DM/DM2_p01.aspx?class_no=25&level_no=1&doc_no=73835&keyword=
2. 11月18日付
 台湾行政院農業委員会は、当該アヒル飼育場で養殖されていたティラピア(※訳注:スズキ目の魚)に対して環境保護署が実施した検査結果を公表した。
 検査を行った3サンプルからそれぞれ0.297、0.412、0.260pg/g湿重量のダイオキシンが検出された(魚介類の基準値:4pg/g湿重量)。さらに、別の3サンプルからはそれぞれ0.004、<0.004、0.005ppmの水銀が検出された(食品中のメチル水銀基準値:0.5ppm)。ダイオキシン、水銀とも検出値は全て基準値内であったが、当該地はダイオキシンに汚染されており、消費者のティラピアに対する不安を取り除くため、魚は全て処分することになっている。
http://www.coa.gov.tw/show_news.php?cat=show_news&serial=coa_diamond_20091118102921
3. 11月23日付
 台湾行政院衛生署は、高雄県政府衛生局及び台南県衛生局に要請していた検査の結果を公表した。
 高尾県の汚染地区付近で市販されているティラピア(スズキ目の魚)8サンプル・アヒル肉8サンプル・パイナップル10サンプル及び台南県の後壁郷付近で市販されている食用米20サンプルについて重金属(鉛、カドミウム、水銀、クロム、ヒ素)の検査を行ったところ、すべて台湾の基準及び国際的な基準(Codex、EU基準)に適合していた。検査結果は以下のURLより入手可能。
http://www.doh.gov.tw/ufile/doc/981120%e6%8a%bd%e9%a9%97%e5%8d%97%e5%8f%b0%e7%81%a3%e7%88%90%e7%a2%b4%e6%b1%a1%e6%9f%93%e5%9c%b0%e5%8d%80-%e9%99%84%e4%bb%b6.doc
 衛生署は本検査結果より、汚染地区付近のティラピア、アヒル、パイナップル、米に対し重金属汚染の懸念はないと表明した。また、ダイオキシン汚染については、ダイオキシンは脂溶性のため、パイナップルに残留することはないと説明。ティラピア、アヒル肉中のダイオキシンは現在検査中である。
http://www.doh.gov.tw/CHT2006/DM/DM2_p01.aspx?class_no=25&level_no=1&doc_no=73926&keyword=
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/CHT2006/DM/DM2_p01.aspx?class_no=25&level_no=1&doc_no=73835&keyword=