食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03000260149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分チアクロプリドの生鮮ハーブ、ハーブ茶(乾燥ハーブ)及び茶に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2009年10月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月9日、農薬有効成分チアクロプリドの生鮮ハーブ、ハーブ茶(乾燥ハーブ)及び茶に対する残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2009年10月8日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. ドイツにおける当該成分の適用作物の拡大に適応するため、既存MRLの上方修正(ハーブ:3mg/kg→5mg/kg、ハーブ茶(乾燥ハーブ):0.05mg/kg(定量限界)→50mg/kg)がドイツに申請された。インド産輸入茶(乾燥した発酵茶葉及び茎又はその他の茶葉及び茎)に対するMRLの新規設定(10mg/kg)が英国に申請された。各評価報告書素案が欧州委員会を通じてEFSAに転送された。 2. 消費者摂取量の算出では、欧州のいずれの食習慣においても長期間摂取に係る懸念は確認されなかった。推定総摂取量は一日許容摂取量(ADI)の15~78 %の範囲であった。WHO Cluster diet Bにおける推定総摂取量への生鮮ハーブの寄与はADIの最大3.33%、並びに、アイルランド成人における推定総摂取量への茶の寄与はADIの最大2.74%であった。ハーブ茶用乾燥ハーブに関する消費データは入手できないため、推定総摂取量への乾燥ハーブの寄与は正確に推定できない。しかし、ハーブ茶と茶の消費量が類似していると仮定すれば、推定総摂取量へのハーブ茶の寄与はADIの18%になる。 3. この結果、EFSAは、茶、ハーブ及びハーブ茶用乾燥ハーブに対するチアクロプリドのMRL案は消費者暴露に関して安全であると結論づける。また、EFSAは、茶に対するチアクロプリドのMRL案を執行するために妥当性が検証された分析方法を提示することが望ましいと表明する。EFSAは、MRLの上方修正案としてハーブ:3mg/kg→5mg/kg、ハーブ茶(乾燥ハーブ):0.05mg/kg(定量限界)→50mg/kg、茶(乾燥した発酵茶葉及び茎又はその他の茶葉及び茎):0.05mg/kg(定量限界)→10mg/kgを勧告する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Reasoned_Opinion/praper_ro_ej1346_thiacloprid_en ,0.pdf?ssbinary=true |