食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03000200149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分フェナミホスの残留基準値見直しに関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2009年7月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月17日、農薬有効成分フェナミホス(Fenamiphos)の既存の残留基準値(MRL)の見直しに関する理由を付した意見書(2009年7月16日付け)を公表。概要は以下のとおり。 1. 当該成分は2008年9月2日以前に有効成分の認可リストに記載されたため、EFSAが当該成分の既存MRLの見直しに関する理由を付した意見書を2009年9月1日までに出すことが規則(EC)396/2005の第12(2)条で規定されている。EFSAは当該活性成分の既存MRLの安全性を裏付ける農薬残留データを収集するため、残留農薬概要ファイル(Pesticide Residues Overview File: PROFile)の作成を報告担当加盟国のオランダに要請した。オランダはまた、EFSAが摂取による懸念の可能性を確認したメロンに対するフェナミホスの既存MRL (0.05mg/kg)の維持を求める申請を受けた。同国作成の評価報告書素案がEFSAに転送された。 2. 本見直しの枠組みで評価されたMRLのほかに、国際的に推奨されているコーデックス委員会の最大残留基準(CXL)もフェナミホスに設定されている。このため、当該CXLを含めて消費者暴露量の追加計算を行い、メロン及び結球キャベツに対する既存MRLが急性参照用量(ARfD)をそれぞれ303%及び105%超過していることが確認された。結論として、上記評価の結果、ガラス室栽培の果菜類の代表的な作物についての輪作試験にデータギャップが判明した。メロン及び結球キャベツ中に残留するフェナミホスに起因する消費者の急性暴露量に関する懸念の重要な領域が確認された。 3. 規制対象の残留物定義をフェナミホスとして表記されるフェナミホス、フェナミホススルホキシド及びフェナミホススルホンの総量として、生食用及びワイン用ぶどうに対するMRLの上方修正(0.02→0.03mg/kg)、トマトに対するMRLの下方修正(0.05→0.04mg/kg)等が勧告された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Reasoned_Opinion/praper_ro_sr331_fenamiphos_en.pdf?ssbinary=true |