食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02990360343 |
タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、フランス領ギアナにおける腸チフス・パラチフス疫学調査報告を発表 |
資料日付 | 2009年10月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は、10月6日付けでインターネットサイトに掲載した月刊公衆衛生アンティーユ・ギアナ(Bulletin de veille sanitaire Antilles-Guyane、9号、2009年9月発行)にフランス領ギアナにおける腸チフス・パラチフス疫学調査(1995-2007年)報告を発表した。 フランス領ギアナは、南米赤道下にあるフランス本土から7 ,000km離れた面積8万7千km2の海外県(ポルトガル本土とほぼ同じ大きさ)で、人口は約22万人である。アマゾンの熱帯雨林が全面積の90%をなし、22ある市町村の内の7市町村は道路のアクセスが無く、県総人口の約15%、30 ,000人がそこに住んでいる。都市とは隔絶されており、上水道が設備されていない。フランスにおいてコレラが流行した(1991年)最後の県でもある。 1995-2007年の間に腸チフスが13回発生し、患者総数は80人であった。これ等の発生箇所では全て衛生的な水道設備がなく、飲料水は河川水か井戸水を用いていた。 貧弱な衛生設備及び不衛生な飲料水という環境を考慮し、チフス予防のためのワクチン接種が7回実施された。 また設備の面では、孤立集落に手押しポンプの設置、孤立世帯に雨水枡・貯水タンク設置と飲料水ろ過器供与、非衛生的な居住区に上水道栓(水汲み場)設置を実施した。 今後の課題としては、先ず現在実施している設備普及について実施が適切であるか及びその有効性を評価することが重要である。 CamopiのTrois Sauts保健所管区のアメリカ先住民居住地区で腸炎が流行したときにはロタウイルス迅速テストを使用することが現在検討されている。 上下水道の公共設備建設実現に向けて、公共設備提供による市町村の保健衛生の取組みを推進する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/publications/bvs/antilles_guyane/2009/bvs_ag_2009_09.pdf |