食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02970820188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン(PDP)の新開発食品成分(NI)市場流通認可について意見書を提出 |
資料日付 | 2009年9月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン(PDP)を新開発食品成分(NI)として市場流通認可することについて競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2009年7月3日付で意見書を提出した。 最初のリスク評価は英国食品基準庁の新食品諮問委員会(ACNFP)が実施している。 PDPは現在認可食品添加物(E1413)として登録済である。 従来のPDPがアミロース含有量30%未満のデンプンを原料としているのに対し、当該NIはアミロース70%以上のデンプンを原料にしている。 AFSSAは、申請者がNIの流動性と従来のPDPのそれとの違いが明瞭であるとしているが、それならばNIと食品添加物E1413の物理的化学的性質が違うことを示さなければならない。 アミロース濃度30%以下の化学合成デンプンの毒性試験結果をアミロース濃度70%以上の高アミロースデンプンに外挿することは問題で、当該製品NIと添加物E1413では物理的化学的性質が異なり、消化動態や代謝動態は同じではない。従って、認可前にNIのヒト及び動物実験を行い栄養学的及び生理学的性質を明らかにする必要がある。 英国当局は、NI推定摂取量は臨床試験では弱齢児童の高レベル摂取(97.7パーセンタイル)を除き耐容限度内(1 g/kg体重/日)であるとしている。AFSSAは、体重14kgの3歳児は15g以上のNIを摂取することができることになり、よってこの年齢の食物繊維の推奨1日摂取量の8 g/日(5 g + 1 g/年齢)を超える。このため緩下作用による水分電解質不均衡リスクの懸念が残ることを指摘する。 AFSSAは、もしPDPの市場流通を認可するのならば、3歳未満児に提案されている用量では有害な作用がでる可能性があり、殊に緩下作用があることを表示重要事項として記載する必要性を指摘するものである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/AAAT2009sa0127.pdf |